2018年12月25日午後16時30分より、東京都庁で小池都知事ご参加の下、当社代表の山田が委員長を務める東京宝島推進委員会第五回が開催されました。
約1年ぶりに開催された本委員会では、今年度開始された島会議や、今年10月に開催された東京宝島会議の開催状況、また東京島しょ産品ブランド化支援モデル事業の実施状況の報告やそれらについての意見交換が行われました。
まず、島会議についての実施状況報告がありました。島会議は、ブランド化に向けて、島の事業者の方々が主体的に議論、アイディア創出していく場です。今年度の島会議は、大島、神津島、三宅島、八丈島の4島で始まっており、各島で事業を営む主に若手の方々がメンバーとなって参加されているそうです。ゲストの三宅島観光協会事務局長の谷井重夫氏から、島会議や島の様子が発表されました。島会議に参加したことで、自分たちでも気づいていなかった魅力がどんどん引き出され、原石を磨いている感じが面白く、参加者メンバーがもっと主体的に動き、このチャンスを生かしたいと語られました。知事や委員からも、谷井氏に質問がたくさん挙がりました。
次に、東京島しょ産品ブランド化支援モデル事業に選定されている利島産「椿油」と青ヶ島産「あおちゅう」の実施状況の報告がありました。委員からは、椿油を生産している大島と利島が競合ではなく、相乗効果を生み出せるようにしていくべきではないかという意見や、あおちゅうの希少性がより感じられる商品ラベルを検討してはどうかという意見も出ました。
今後のプロモーション展開では、多様な顧客層へのアプローチとして、コンシェルジュデスク利用者へ、島の文化に焦点を当てた冊子(日本語・英語)を配布したり、情報誌に島の魅力を伝えるタイアップ企画を掲載したり、飲食店と連携した島の食材を活用したフェアなどを予定しているそうです。また、当社がデザイン開発を担当した東京宝島のロゴを、島への交通機関である飛行機やヘリコプター、高速ジェット船の機体にラッピングする予定だそうです。
また、各委員から、東京宝島のブランド化を実現していくためには、島の宿泊施設が目的地になるよう、発信すべきで、品質が求められるといった意見も出ました。当社代表の山田からも、島の事業者だけで実現していくことは非常に難しいため、都と各島が連携して、何かきっかけになることをした方がいいのではないかとコメントしました。
知事は本委員会の最後に、東京宝島のロゴマークを見たら徹底して東京都の島とわかるようになっていってほしい、そしてそれぞれの島の魅力を伸ばしていってほしいと期待を寄せられました。
東京都は、今後も「東京宝島」ブランドの実現に向けて、事業を積極的に進めていきます。