News ニュースリリース

ニュースリリース

2018

「東京ブランドのあり方検討会」 第五回が開催されました

2018.8.8

2018年8月6日午後13時30分より、東京都庁にて、小池都知事参加の下、「第五回東京ブランドのあり方検討会」が行われました。今回は、前回に続き、東京ブランドの活用法の検討について話し合われました。

●東京ブランドの浸透度調査
東京ブランドの浸透度調査結果が、東京都より示されました。東京と、海外5都市の市民(ニューヨーク、ロンドン、タイ、上海、韓国の直近1年間で海外旅行経験がある市民等を対象)に、「&TOKYO」「Tokyo Tokyo」の浸透状況、好感度等の調査を行った結果と、「&TOKYO」使用企業へのヒアリング結果が示されました。比較対象として、「INY」の浸透度なども調査に掛けられました(調査主体:東京都)。
その結果、「Tokyo Tokyo」は、「&TOKYO」より後発であり、PR期間が短かったにもかかわらず、「&TOKYO」と同様の水準まで浸透してきていることが分かりました。もちろん、INYに比べると浸透度に依然として大きな差がありますが、多くの都市で「Tokyo Tokyo」の方が「&TOKYO」よりコンセプトに合致していて、ブランドイメージ「伝統と革新の交差」をより強く想起させていること、全ての海外の都市で「Tokyo Tokyo」の方が「&TOKYO」より、このマークを見て東京に行きたくなる人の割合が高い等の結果が出ました。また、1つの都市に2つのシンボルマークがあることの是非については、各都市で意見が分かれる結果でした。使用企業へのヒアリング結果では、都とのコラボレーションが伝わりやすい「&TOKYO」の併存を求める声がありました。

●2つのマークの使い分け
この結果を踏まえ、委員からは、「Tokyo Tokyo」の方が誰でもコンセプトが理解でき、よりアピールできるという意見が多く挙がりました。また、「&TOKYO」も大事な存在なので、そのアセットをうまく活用してほしい、混乱しないように一貫性をもって使うべきという意見や、企業やイベントとのコラボレーション時に使う等、使用場面を特定すべきとの意見も聞かれました。
当社代表の山田は、1つのアイコンを選び他のアイコンを取り下げるのは難しいので、役割分担をし、使う場所、用途を規定して混乱しないよう整理するべきとし、仮説として「Tokyo Tokyo」をメインに押し出しながらも、「&TOKYO」は出所表記として東京都のロゴの横に配置。企業や業界団体などとのコラボレーションには、例えば東京タクシー協会であれば、「TAXI&TOKYO」と出所表記するという案を提示しました。委員の皆さんにご理解いただきやすいように、3種類のポスターを概念デザインとして制作し、それぞれの役割を可視化して示しました(写真)。さらに、「Tokyo Tokyo」のグッズ展開方法や、それらのクオリティコントロールの重要性などにも言及しました。

本委員会の最後に、小池知事から、今後は国内でも「Tokyo Tokyo」が定着していくよう努めたい。それによって、ムーブメントを起こしていけたら、との意欲を示しておられました。