グラムコ創立30周年を契機に発足したGramco Brand Club主催の「Gramco Brand Club セミナー2018」が6月19日(火)、東京日本橋の本社セミナールームにて開催されました。今回は「ブランドボイスのデザイン―タイプフェイス」 をテーマに、グローバルの潮流となっている「ブランドボイス」と、それを表現する「コーポレートフォント」の取組み事例を紹介しました。
本セミナーはMonotype社のタイプディレクターである、小林章氏をお招きし、書体の機能性やグローバルブランドのコーポレートフォント事例についてお話を伺いました。
ブランドボイスは、人に例えると語り口調のようなものであり、これを定義することによってブランド発信に一貫した表現をもたらします。そのブランドらしさは、コーポレートフォントによってあらゆるタッチポイントで視覚的に顧客に訴えかけるのです。
後半は、 Monotype小林氏とGRAMCO代表 山田による、ブランドらしさとフォントの関係性などについてクロストークを行いました。ディスカッションでは、参加者を含めた熱い議論が交わされ、コーポレートフォントへの関心の高さがうかがわれました。
Monotype タイプディレクター 小林章 氏
欧文書体デザインの世界的コンテストの本文書体部門で2度のグランプリ受賞を機に2001年に現在のドイツMonotype社 タイプディレクターに就任。30年以上書体に関わり続け、SONY のコーポレートタイプとして93言語をカバーする書体「SST」の開発など豊富な経験をもつ。ドイツ在住。
著書:『フォントのふしぎ:ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?』、『欧文書体―その背景と使い方(新デザインガイド)』(美術出版社)など
https://www.monotype.com/people/akira-kobayashi/
Monotype Imaging Inc.について
https://www.monotype.com/jp/
同イベントは、各企業のブランディング、マーケティング関連の上職者の方々を対象に、最新のブランディングの知見を紹介しながら、参加者同士とスピーカーとの交流の場を創出することを主旨としています。