ニュースリリース

グラムコは、1987年の設立以来、一貫してブランディングの専業ファームとして企業をサポートし、多くの成果を残してきました。設立以来手掛けたブランディング事案（グループブランディング、コーポレートブランディング、事業ブランディングを含む）は300を超え、10年以上のお付合いを戴いているクライアントも多く、実質的に日本ナンバーワンの実績を誇るファームとして歩んできました。

今年は私どもグラムコが設立されて30年目の節目の年に当たります。その30周年を記念して、9月22日、グラムコ本社にほど近い東京・日本橋YUITO内の「野村コンファレンスプラザ日本橋」大会議室にて、セミナーを開催させて戴きました。

セミナーテーマは「日本のブランドを強くする／Enhance Japanese Brands」。技術力では主要品目のおよそ2割で世界トップという実力を持ち、100年を超える老舗企業の数も世界ナンバーワンでありながら、日本企業と日本ブランドのプレゼンスが近年落ちてきているのではないか、実力に見合うブランドとして評価されていないのではないか、といった課題意識も見えてきている昨今です。そんな背景からこのようなテーマを設定させて戴きました。

当日は130名を超える皆様にご参加戴きました。グラムコがこれまでお手伝いしてきたクライアント企業各社の皆様に加えて、これまでグラムコとしてお付合いがなかった企業のブランドご担当者や広報・コミュニケーションご担当者にもお声掛けをし、お集まり戴きました。

午後2時からの第一部、3時半からの第二部では、多方面のスピーカーから様々な角度で問題が投げかけられ、またその解決のヒントが語られました。

また冒頭では、グラムコが提携する米国の著名ブランディングファーム、「シーゲルゲール社」の実質的なCEOであり最高戦略責任者のデイビッド・スレア氏と、（サプライズ登場でしたが）東京都知事、小池百合子様からのメッセージビデオが放映されました（グラムコ代表の山田が、東京都の各種委員会委員や委員長を務めさせて戴いている関係で祝辞を戴いたものです）。

以下はスピーカーと語られたテーマです。

・「ブランドは世界を目指す」（開会の辞として）グラムコ株式会社　代表取締役社長　山田敦郎

・「パートナーシップの大いなる可能性」シーゲルゲール社　CoCEO兼最高戦略責任者　デイビッド・スレア氏

・「グローバルブランドに欠かせないこと」シーゲルゲール社　環太平洋地域担当副社長　ジェイソン・シースラック氏

・「シャネル　伝統を未来へ生かす」シャネル株式会社　代表取締役社長　リシャール・コラス様

・「将来に向けたグローバルビジネス戦略とブランド戦略」ピジョン株式会社　取締役副社長　北澤憲政様

さらに3時間のセミナーの締めくくりとして、登壇された3名の講師と当社代表で、「日本企業を取り巻くブランド課題」として、パネルディスカッションが行われました。

その中では、1,日本企業のブランドが世界的になかなか強くなれない原因について、2,BtoB企業のブランドをグローバルに強くするメリットと強くする方法へのヒントについて、3,ブランド先駆企業からの一言アドバイス、などが議論の俎上に上りました。

グラムコでは、企業の中でブランディングに関する業務に関わっておられる方々のサポートシステムとして、今回の記念セミナーほどの規模ではないものの、今後不定期ながら勉強会や、新しい試みを加えたイベントを開催してまいります。また、企業の皆様に有益な情報も提供していく予定です（「僕らのブランド研究所」以外に）。こうした活動の総称として、また、これらの活動にご賛同を戴ける企業ご担当者がお集まりになれる場として、「Gramco Brand Club」（略称GBC）を立ち上げることとしました。

詳しくは追って、このサイト上でもご案内してまいりますので、ご期待ください。

※本セミナーのあと、グラムコ社員とご関係者の皆様の集いとして、グラムコファミリーパーティを開催させて戴いたこともご報告させて戴きます。バイオリニストの松本蘭さんの生演奏などがありました。