健康食品ブランド化推進基盤構築事業として、平成27年度(2015年度)から県が取り組んできた事業は、昨年度、沖縄TLO、沖縄県産業振興公社、沖縄県健康産業協議会などの4機関による事業共同体として、(1)沖縄ブランド確立のための認知度向上方策の検討、(2)ブランド化推進基盤の構築(ブランドプラットフォームの構築=ブランドコンセプト開発)、(3)機能性素材開発促進のためのエビデンス調査、(4)県内健康食品関連事業者向けの講演会等開催、の内容を事業として実施してきました。
とりわけそのコアとなる「三拍子戦略」(機能的価値、情緒的価値、安全安心)と、「戦略顧客」「提供価値」「ブランドビジョン」「ブランドパーソナリティ」「ポジショニング」からなるブランドコンセプトについては、グラムコが保有するメソッドやテンプレートに則り開発されました。
今年度は、昨年度の事業共同体のうちの1社、沖縄県健康産業協議会が、県に代わって事業主体社となり、他のJVメンバーがこれを補佐する形で進行しています。
9月19日は、琉球大学副学長の屋(おく)宏典教授を委員長とするアドバイザリーボードが久々に開催されました。弊社代表の山田もそのメンバーとして出席しました。
健康産業協議会が主体となって推進する本プロジェクトは、昨年度のボードでの議論を受け、今年度も検討を進め、いよいよ実施段階へと移していくこととしているため、これを受けたアドバイザリーボードは、認証制度の公的性や役割、そもそもの在り方や対象商品、認知度向上のためのプロモーション活動などについて議論しました。
沖縄の健康食品が消費者の信頼を得ていくために、何をなすべきか、どのような情報の発信や開示を行っていくかが重要テーマとなります。
本年12月には、新認証制度の名称やアイコンが発表される見通しです。