2017年8月8日(火)午後、新潟市内のホテル日航新潟で、弊社代表の山田が、「100年企業へのブランド戦略-ブランドで時代を超えていく」というテーマで講演を行いました。
ちょうど迷走台風5号が、北陸方面から新潟市を直撃する直前の開催となりましたが、新潟経済同友会の企業経営委員会の皆さん53名が出席下さり、盛況の中会はスタートしました。
新潟は経済同友会の活動が活発な県で、東北北陸を代表する存在感のある組織となっているとのこと。経済活動が活発で、多くの有力企業を擁する地域ゆえのことでしょう。その会の中でも企業経営委員会(中元委員長=中元組代表取締役会長、山本代表幹事=ハードオフコーポレーション代表取締役会長兼社長)は最大のメンバーを抱える主力委員会だそうです。
講演のテーマは、グラムコが10年来提唱している「100年企業を目指すリブランディング」。当社代表のかつての講演の資料の中から吟味され、同会からのリクエストでこの演題に決まりました。
今年創業183年を迎える弊社の重要クライアント、千疋屋総本店様の事例などを挙げながら、老舗が元気に成長を続けるための、「伝統と革新」の背景にあるブランド戦略を解説しました。特に重要なのは、(1)「リブランディングの視点」(業態が広がり変化する中で見直す自己再定義=新ブランドコンセプト)と、(2)「コンセプト構築にあたって確認すべき継承、強化、付加因子」(イマジンアンケートTMなどで描出される、過去から受け継ぐべきものと新たに手に入れるべきものの認識)の2つであると指摘。
183年の歴史を紡ぐ老舗ながら、イメージを刷新することで顧客層を広げ、業績を好調に伸ばす千疋屋総本店の中にこそ、コーポレートブランディングの要諦の全てが詰まっていることを力説しました。また海外へと視点を移し、弊社パートナーのシーゲルゲールのクライアントである米国の老舗企業GE(創業から135年)やhp(ヒューレット・パッカード、同78年)の変革のケースも紹介しました。
リブランディングに欠かせないのは、見直すべきブランドコンセプトの視点、社員の教育、さらにブランドスタイルの確立であるとも強調しました。
なお、2時間に及ぶ本セミナーには、弊社クライアントである亀田製菓の田中道泰会長もご参加下さいました。
悪天候の中、ご参加下さった皆様に感謝します。