あゆみ製薬は、参天製薬の抗リウマチ薬事業を承継し、2015年8月より事業を開始した。また、2016年1月には昭和薬品化工の医薬品事業の承継を行う。
製薬業界では、自社の注力すべき領域を再定義し、リソースを集中投下して優位なポジションを確立しようとする動きが加速している。同社は、両社の事業から受け継ぐ専門性を基盤としながら、周辺領域へも事業を拡大していくことで「リウマチ・整形オープンプラットフォーム」の構築を目指している。
グラムコは、新会社立ち上げに際して、コンセプト策定から、社名およびVI開発、展開アイテムデザインまでのサポートを行った。
ブランド開発に際して、両社が持つ伝統と信頼性を継承しつつ、いかにベンチャー的な躍動感を付加させるかが課題であった。そこで、調査をもとにまずはブランドコンセプトを策定。社名とシンボル開発において、社員・医療従事者・患者の皆様に新会社のコンセプトが明確に伝達するようなアイデンティティを追求し、検討を重ねた。
社名には、リウマチ・整形分野のスペシャリティファーマとして、健康を願う人々が痛みから解放され、自らの足で「歩み」を進めていけるようにとの願いを込めている。また、新会社の発足に際して、第一歩を踏み出し、未来に向けて歩み続ける、とのあゆみ製薬の決意も込められている。
シンボルマークには、人々の「歩み」をサポートする様子を、社名の頭文字Aをモチーフに表現。コーポレートカラーには、明るく快活なイメージをもつ赤色を採用し、健康を願う人々が、笑顔で元気に毎日を過ごせるようにとの思いが込められている。
ブランドコンセプトが反映された社名とシンボルマークは、業界に新風を巻き起こしていく同社の強いアイデンティティとしての役割を果たしている。
※ウェブサイト・新聞についてはロゴデザインのみ