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ニュースリリース
弊社代表の山田は、2月23日、網走市内にて『ブランドづくりの要諦=裏づけのあるブランディングプロセスが成功への近道』(主催:網走商工会議所、平成20年度地域資源∞全国展開プロジェクトセミナー・農商工連携に係るセミナーおよび交流会等開催事業)と題する講演を行いました。本講演は、弊社の最新刊『ブランド進化論』(中央公論新社)を読まれた網走商工会議所の事務局が、山田の登録されているダイヤモンドビジネスタレント事務局にコンタクトし実現したものです。
当日は地元企業や自治体関係者のほか、地域の生産農家の方々も参加されていたため、知られざる網走の名産「いちご」をイントロダクションテーマとして採り上げ、博多あまおうと栃木とちおとめの市場におけるポジションやブランド力について分析。さらに、沖縄石垣島産の赤いパパイヤと石垣市のパパイヤ研究所など、内閣府沖縄美ら島ブランド検討会議が関与した事例について紹介しました。
講演の後半では、特産品のブランド化だけでは地域活性化に繋がらず、波及速度やコスト投下効率も悪いことより「地域そのもののブランド化」に論点を拡大。網走市が持つ地域としての特性や他地域との差異化ポイントを明確に描き出しながら、網走の良さを鮮明に訴求していくことで、地域産品の相対的な底上げを行うことが肝要、との視点を紹介しました。
講演後の懇談相談会では、具体的な事案に対してのアドバイスが行われましたが、網走が内包する(まだ一般には知られていない)ブランドの芽を見つけだす一方、地域ブランド構築の重要性を改めて強く認識することができたセミナーでした。
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