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2017

「東京宝島推進委員会」 第四回が開催されました

2017.12.25

2017年12月18日午後13時より、東京都庁で小池都知事ご参加の下、今年度最後となる東京宝島推進委員会第四回が開催されました。

まず、2名の委員からプレゼンテーションが行われました。大洞委員は、これまで悪天候で何度も延期になっていた八丈島の視察報告を冒頭に行いました。八丈島は、羽田から空路で50分とアクセスが良く、潜在価値があるということ、島外から来て事業を一生懸命行っている方の事例などが紹介されました。併せて、顧客の視点というキーワードからコンテンツの発展と磨き上げ、ニーズに寄り添った発信の工夫の2点を柱に、宝島推進に向けた提言を行いました。

続いて、楓委員からは、交流人口拡大に向けた戦略的施策についてのプレゼンテーションが行われました。地域ブランディングを進めていく上で一番大切なのは、島の方々の合意形成、一致団結のプロセスであることが語られました。JTBがプロデュースしている地域交流の事例として、島の高齢化でお客さんの受け入れ体制がなかった島根県知夫里村で、民間会社を作ったり、高齢化の悩みを持つ新潟県粟島で、地元の中学生を宝物(の人財)として、一緒に特産品や島のプログラムの開発をしたりしている事例などが紹介されました。
その後、本委員会の委員長を務める弊社代表山田より、東京宝島諸島のアンブレラブランドを象徴するシンボルマークを4案ご提示しました。これは、弊社から宝島へのギフトとして、無償で制作したものです。

今年3月に第1回委員会が開催されてから、視察、現地の方々とも意見交換を行いながら、短い期間ではありますが、島の強みや課題、ブランド化の方向性などについていろいろ議論してきました。今回、そうした議論が「島しょ地域のブランド化に向けた提言(案)」という冊子にまとめられ、その内容をベースに意見交換が行われました。今後、どのような体制で、どのように事業を支援していけば良いのか、島の人とのセッションについて等、具体的な意見交換が交わされてきました。

知事は本委員会の最後に、東京の島しょ地域の魅力は、知られていないだけであり、「東京宝島」というパッケージで、ロゴマークを含め発信し、委員の個別提言をベースにしながら一つずつ実践できるような体制にしていきたいと述べられました。

提言は事務局で整理し、後日東京都のホームページで公開される予定です。この提言を受けて、東京都は「東京宝島」ブランドの実現に向けた具体的取組を積極的に進めていきます。